須賀川市街地のまちづくり活動情報の提供


by sukagawacci

鶴岡市視察報告

2日目の昼食は、庄内イタリアンの奥田政行シェフが腕を振るう「アル・ケッチァーノ」です。
地元庄内の海や農の食材にこだわり、全国から大きな注目を集めているレストランです。
お店は鶴岡市中心部から約10分ほど離れた郊外の田園地帯にありますが、駐車場には県外ナンバーの車も多く予約無しのお客様が並んでいました。
地元の食材を地元で提供し多くの集客がある、マスコミに取り上げられ本物としての裏打ちされた腕があってこその、時流をつかんだ成功例です。接客も含め参加者の多くが感心していました。
当日は、講演や指導に引っ張りだこの奥田シェフは不在でした。他の事例にも見られますが、注目されるに従って本人が不在がちになる点をお客様がどう感じるかが今後の課題でしょうか。
須賀川にも全国に誇れる多くの食材があります。
例えば、米(特に餅米はいいと思います)やエゴマ豚、そして豊富な果物。
主食からスウィーツまで良い素材が揃っています。先ず地元のわれわれがその価値に気づくことが大事だと思います。

アル・ケッチァーノ外観

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昼食後、鶴岡商工会議所会議室をお借りして研修を行いました。
7年前にも、中心市街地内を100メートル移動し新築した「鶴岡市立荘内病院」や活発に事業を行っている「銀座商店街」などを視察させていただきましたが、その後の状況について会議所職員から説明を受けました。

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残念ながら全国の地方都市の現状同様、人通りや売り上げは低迷しているようです。
そうした中で、定期的に開催するナイトバザールが大盛況となる「山王商店街」が頑張っていました。
商店街の中心的な役割を担う、古書店を営む阿部さんからお話を頂戴したあと、国の補助(戦略的中心市街地商業等活性化支援事業費、改正中活法上の新基本計画を認定された地域だけが受けられる)を受け、且つ地元金融機関などからの出資を受けて整備した「まちなかキネマ」(総事業費約10億円、元紡績工場)を案内していただきました。

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「まちなかキネマ」は4つのスクリーンをもち、ロビーはフリースペースになっています。

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運営会社(第3セクター)企画部長さんのお話によると、隣接する三川に大型シネコンがあるため封切り作品は配給されないので旧名作を中心に上映しており、目標の6割程度の収入で推移しているとのこと。
山王商店街の裏に位置するこの施設と、街路整備が進められている商店街とが早期に相乗効果をあげていくことが強く求められています。

山王商店街の日常はこのような感じです。どこにでもある地方都市の商店街そのものです。

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しかし商店街の情熱はこの場所で形になっていきます。これが組合事務所の建物です。

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組合やまちなかキネマ運営会社を率いる三浦理事長のお店「三浦糸店」です。

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鶴岡市には酒田市同様、他にない貴重なまち資源がたくさんあります。
その一つが故「藤沢周平」さんです。
庄内藩(作品中の海坂藩のモデルといわれています)をモデルとした多くの時代小説を発表し、全国の数多くの読者に愛された小説家は、この地で教員を務めていました。

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今年「藤沢周平記念館」が開館し、庄内のノスタルジックな風情と物語を求めて、多くの人が鶴岡を訪れています。
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by sukagawacci | 2010-11-09 15:15 | まちづくり