須賀川市街地のまちづくり活動情報の提供


by sukagawacci

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金山町を視察した後、酒田市に向かいました。
行程の途中、「100円商店街活動」で有名になった新庄市の「南北本町商店街」を車中見学しました。
当市の何倍もの長さを持つ商店街ですが、皆が驚くほどシャッターを閉じた店舗が多いように感じられました。(水曜日でしたので休みの店舗もあったのかもしれません)
全国的に話題の商店街でも、実情はこのように苦戦しているところがほとんどです。
以前から指摘されている通り、当然の「個店の自助努力」だけではどうにもならないほど、空洞化問題の根深さは想像以上です。(商店街だけではなく、国内産業全般にあてはまりますが)

そのような思いを持ちながら酒田市に入りましたが、最初に立ち寄った写真家故土門拳氏の記念館をはじめとても文化の香りにあふれたまちだなあという印象を持ちました。
夕食時に酒田商工会議所で地域振興をご担当されている齋藤中小企業相談所長さんにご同席いただき、酒田の現状についてお話を伺いました。食事の後には中心市街地再開発事業で建設された、病院と介護施設、市施設や分譲住宅、店舗などを包含した「施設」に案内していただき、そこでまた詳しくお話を伺いました。
午後8時過ぎでしたので、通りを歩く人たちが怪訝そうな表情で行き過ぎていきました。
翌日は朝から酒田市観光ガイド協会の方に酒田市内のまちなみや各施設をご案内いただいた後、酒田商工会議所会議室において再度齋藤所長さんから「酒田商工会議所のまちづくり事業」や改正中活法での認定を受けている「酒田市中心市街地活性化基本計画」各事業の進捗状況や現下の課題についてご説明いただいて質疑を交わした後、次の視察地鶴岡市に移動しました。

酒田市「土門拳記念館」外観

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記念館内部

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江戸時代の酒田の豪商本間家「旧本宅」

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鬼瓦に牡丹?の花が

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「山居倉庫」に渡る「さんきょ橋」

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廃業した料亭を商議所元会頭の企業が買い取り、酒田の歴史の一編に触れることができる「舞妓茶屋」として整備した「相馬楼」

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ガイド進藤さんの情報満載の案内で

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アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」で「MKエージェント事務所」として使われた建物
桜の季節の市民憩いの場所である「日和山公園」のすぐ傍にある

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酒田商工会議所会議室にて

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by sukagawacci | 2010-10-25 16:51 | まちづくり
去る10月6日、7日の両日、山形県内各地の活動を視察研修しました。
これは須賀川まちづくり推進協議会主催で実施しているもので、まちづくり市民団体や商店街関係者、行政のまちづくり担当者が参加しています。今回は15名が参加し、最上郡金山町、新庄市、酒田市、鶴岡市の各取り組みについて、行政や商工会議所、商店街振興組合の方々から説明を受けました。
初日に訪れた金山町は、国土交通省が主催する「都市景観大賞」の「美しいまちなみ大賞」の今年度受賞地区です。
昭和30年代の岸英一町長さん、40年代の岸宏一町長さん以来まちなみ景観を重視した施策「まちなみづくり100年運動」に一貫して取り組み、町内の約7割の住宅が特産の金山杉を用いた「金山型住宅」だそうです。
「金山型住宅」を新築する場合や同住宅に改築する場合は町が助成する制度を設けていて、昨年度までの利用件数は1,374件、累積助成金額は216,789,000円にのぼります。
「金山型住宅」の約7割は町内の大工さんによって建てられていて、ハウスメーカー住宅が大半の現代において地元産業の維持や雇用確保の面でも特筆すべき成果だと思います。
周りを緑濃い杉山に囲まれ、町内には美しい木々と住宅の軒先の様々な花以外に山からの湧き水が流れる掘割や史跡があちこちにある、とても居心地のいい空間でした。
町内の高校生に対するアンケート調査によると、自分たちの町に誇りを持ち大人になっても町内に住みたいと考える若い世代が大半という結果が出ています。
目先のことにとらわれがちな、というよりとらわれなくてはならない今、まちづくりの視点に欠かせないとても重要なことを再認識させられる示唆を皆さんに感じ取っていただけたらありがたいと思います。

町内を歩きながら金山町産業課須賀課長補佐さんから丁寧なご説明をいただきました

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堀にはたくさんの鯉が泳いでいます

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金山型住宅のタイヤ販売店です

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100年の景(計)は町民の心に脈々と

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金山町生まれ金山町育ちのお母さんお子さんが散歩していました

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町外れの川にかかる歩行者専用の屋根つき橋(きごころ橋)にも金山杉が用いられています

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次回は酒田市についてご報告します。
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by sukagawacci | 2010-10-14 16:52 | まちづくり
いわき市の中心市街地活性化機関である「いわき市駅前賑わい創出協議会」(会長小野栄重いわき商工会議所副会頭)では、商店街活性化の取り組みの一つとして「商店街一店逸品運動」を展開中です。
去る9月28日(火)、「一店逸品」の参加店をめぐる「逸品発見!お店回りツアー」があり、「元気だ!すかがわあきんど祭り」実行委員会関係者4名の方々が事業視察研修を行いました。
当日は、40数店の参加店の中から約20店を3コースに分け、商店主達が各コース6~7人のお客様を案内しました。
各店ではそれぞれの「逸品」や商品知識、市場動向などについて約20分程度の説明があったのですが、いずれも豊富な情報量と熱心さが伝わり、参加者一同とても感銘を受けた様子でした。
商店主は30代から40代が多く、人に頼らず自ら道を切り開く決意に溢れている様子がとても印象に残りました。

グループリーダーである関根さんが経営する「メガネの和光」にて
「和光」さんは県外も含め4店舗を展開しています(一番奥が関根さん)

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授産施設のスタッフが作ったドーナツのお店「フレンドリーショップけやき」さんです
「おからドーナツ」や「メープルシロップドーナツ」が人気です

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お酒の専門店「あわのや酒店」さんです。いわき唯一の「久保田」代理店ですばらしい品揃えでした
「逸品」は喜多方市の夢心酒造「奈良萬」です。夢心酒造の若社長さんは県酒造業のリーダーとして活躍しています。

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「日新ゴム商会」の大内さん、広報委員長をお務めです
タイヤについて熱く語っていました。大変勉強されています。逸品は「タイヤのメンテナンス」です。
冬場にイオンの駐車場でスタッドレスタイヤの装着率を調査するなどデータも豊富です

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「橋本屋神仏具店」さんです
宗派毎の数珠の違いやいわきの葬儀事情、市内全寺院に占める宗派の割合など、とても興味深いお話が聞けました。

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お奨めの逸品は「夫婦数珠」です。大きい方で7千円弱でした。購入したくなりました

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いわき市駅前地区には4,5階を市立図書館が占める大型複合施設「ラトブ」がある他、ペディストリアンデッキも整備されるなどインフラが整っています。
しかしながら正直なところ商店街に客足は戻らず、大多数の商店は業務販売が主力だそうです。
それでも皆が「わが町」に賑わいを取り戻そうと努力している姿は、わが身を振り返って胸を打たれました。
これらの活動が高い評価を受け、実施主体の「平商店会連合会」は経済産業省「新・がんばる商店街77選」に選ばれています。
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by sukagawacci | 2010-10-01 13:33 | まちづくり